音とアートのコラボレーション [コラム~アートで心豊かな生活を]
昨晩は当店で不定期に開催している、日本がテーマの「ZIPANG LIVE」でした。
ご登場いただいたのは、サックス大石俊太郎さんと、尺八の田中黎山さんのデュオ。洋と和の融合でした。
今月開催中の「柳井貴光展 -二つの光景-」では、自然の事象・事物の中に見出される相対する二つの光景がテーマ。昼と夜。自然と人工。そして和と洋。
昨晩のライヴは期せずしてですが、まさにこの展示期間中に開催されるべくして開催されたと言って過言ではない、そんな時間でした。
「MUSIC AND SCILENCE」というタイトルだったライヴでしたが、その名の通り、音と空間の狭間を、時に煙のようにゆらゆらと、時に水面を漂う落ち葉のように、たゆたうひとときでした。
そして、昨晩だからこそのサプライズ企画がありました。
それが「柳井作品」と演奏のコラボレーション!
1部、2部にそれぞれ1枚ずつ柳井作品を選んで、そのイメージでの即興演奏をご披露くださいました。
まさに音とアートのコラボレーション!
1部で田中黎山さんが選ばれたのはこちら。
「森のいりぐち」(水彩)
”秋らしい”光景が良いと選ばれたこの「森のいりぐち」でしたが、足下から続く木の遊歩道から未知の世界へ足を踏み入れる時の好奇心と少しの緊張感が伝わってくる曲になったように感じました。
演奏が終わった後に大石さんが「2人とも森のあの辺にいたよね」と仰ったのが印象的で、演奏しながら音という言葉での会話を目の前で見られたことに感激しました。
そして、2部で大石俊太郎さんが選ばれたのはこちらの作品。
「海の声」(アクリル)
”洋の曲は目に見えたり手にとったりすることができるソコにあるものをタイトルになっているものが多いけれど、和の曲はソコにはない風情がタイトルになっているものが多いと思う”と仰る大石さんが、今回の展示の中で一番「和の曲」の要素を感じられたのがこの「海の声」だったそうです。
こちらの演奏では、貝殻に耳をあてたときの風のような波のような音や、水に飛び込んだ瞬間に外から聞こえるのか自分の中から聞こえるのか分からないあの音を想起させる曲でした。まさに「海の声」かもしれませんね。
聞いていて子ども時代に海に感じていて偉大さや得体の知れない不安さなどの感情が蘇る面白い1曲となったと思います。
ライヴの詳細は店の活動ブログにアップしていますので、こちらもご覧ください。
http://i-would-be.dreamlog.jp/archives/9092971.html
和と洋、2つの管楽器のみが用いられるお二人の演奏でしたが、単音同士でありながら、深く広い世界観を表現されていて驚きのライヴでした。
またギャラリーの展示作品と音のコラボレーションが出来たら・・・と、次なる試みに期待に胸を膨らませております。
いつか今回の音源も公開できることがあればご紹介したいと思っておりますので、お楽しみに♪
そして開催中の『柳井貴光展 -二つの光景-』も残すところ3日となりました。
どうぞお見逃しなく!
ご登場いただいたのは、サックス大石俊太郎さんと、尺八の田中黎山さんのデュオ。洋と和の融合でした。
今月開催中の「柳井貴光展 -二つの光景-」では、自然の事象・事物の中に見出される相対する二つの光景がテーマ。昼と夜。自然と人工。そして和と洋。
昨晩のライヴは期せずしてですが、まさにこの展示期間中に開催されるべくして開催されたと言って過言ではない、そんな時間でした。
「MUSIC AND SCILENCE」というタイトルだったライヴでしたが、その名の通り、音と空間の狭間を、時に煙のようにゆらゆらと、時に水面を漂う落ち葉のように、たゆたうひとときでした。
そして、昨晩だからこそのサプライズ企画がありました。
それが「柳井作品」と演奏のコラボレーション!
1部、2部にそれぞれ1枚ずつ柳井作品を選んで、そのイメージでの即興演奏をご披露くださいました。
まさに音とアートのコラボレーション!
1部で田中黎山さんが選ばれたのはこちら。
「森のいりぐち」(水彩)
”秋らしい”光景が良いと選ばれたこの「森のいりぐち」でしたが、足下から続く木の遊歩道から未知の世界へ足を踏み入れる時の好奇心と少しの緊張感が伝わってくる曲になったように感じました。
演奏が終わった後に大石さんが「2人とも森のあの辺にいたよね」と仰ったのが印象的で、演奏しながら音という言葉での会話を目の前で見られたことに感激しました。
そして、2部で大石俊太郎さんが選ばれたのはこちらの作品。
「海の声」(アクリル)
”洋の曲は目に見えたり手にとったりすることができるソコにあるものをタイトルになっているものが多いけれど、和の曲はソコにはない風情がタイトルになっているものが多いと思う”と仰る大石さんが、今回の展示の中で一番「和の曲」の要素を感じられたのがこの「海の声」だったそうです。
こちらの演奏では、貝殻に耳をあてたときの風のような波のような音や、水に飛び込んだ瞬間に外から聞こえるのか自分の中から聞こえるのか分からないあの音を想起させる曲でした。まさに「海の声」かもしれませんね。
聞いていて子ども時代に海に感じていて偉大さや得体の知れない不安さなどの感情が蘇る面白い1曲となったと思います。
ライヴの詳細は店の活動ブログにアップしていますので、こちらもご覧ください。
http://i-would-be.dreamlog.jp/archives/9092971.html
和と洋、2つの管楽器のみが用いられるお二人の演奏でしたが、単音同士でありながら、深く広い世界観を表現されていて驚きのライヴでした。
またギャラリーの展示作品と音のコラボレーションが出来たら・・・と、次なる試みに期待に胸を膨らませております。
いつか今回の音源も公開できることがあればご紹介したいと思っておりますので、お楽しみに♪
そして開催中の『柳井貴光展 -二つの光景-』も残すところ3日となりました。
どうぞお見逃しなく!
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