明日最終日です『牧村慶子絵本原画展「しろいあしあと(安房直子著)」』 [開催中の展示会情報]
いよいよ明日が最終日となりました、牧村慶子絵本原画展『しろいあしあと(安房直子著)』
今回は原画が一式揃って、絵本と一緒にご覧いただけます。
今日も牧村作品をたくさんお持ちというお客様とのお話の中で、出版されている絵本自体もすでに絶版になっている物が多く入手困難ですが、この絵本でさえ見られたとしてもやはり原画とは全く風合いが違うとのこと。
と言うのが、まずは大きさ。
牧村作品は特に初期はほとんどが「詩とメルヘン」向けに描かれたもの。
詩とメルヘンは、雑誌サイズのため見開きでA3サイズくらいになります。原画はこのサイズに合わせて描かれますが、絵本になると縮小またはトリミングされてしまいますので、原画本来のイメージが変わってしまうのだそうです。
それから紙の色。
牧村作品が初版で出た頃は違ったそうですが、最近(いつからかは分かりませんが)は紙の色が”白”になってしまったとのこと。
本来紙の色は”白”ではなく、紙の色だった…つまり紙の原料である”木”の色だった。
そこに描かれた絵が原画本来の色。
ところが最近は紙の色を”白”くしてしまったが故に、原画の色とは変わってしまったのだそうです。
今回の展示は、やはり原画ならでは、本物の感動を味わっていただけると思います。
残り一日となりましたが、まだご覧になっていない方はぜひお見逃しなく!
最終日は20時までご覧いただけます。
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