作品紹介『宮前真咲ボタニカルアート展』~4/30(土)まで。 [開催中の展示会情報]
4月最終週となりました。ここの所の降ったり晴れたりは春の気まぐれでしょうか。
さて、今月開催中『宮前真咲ボタニカルアート展』も会期残り1週間ですが、ここで作品をご紹介して参りましょう。
その前に、ボタニカルアートについて簡単に。
ボタニカルアートとは、植物細密画という通り、元々は記録として発展してきた画法。
記録ですから細密に厳密に描くのがルールです。
基本的には
・原寸大
・植物そのものの姿で描く
・背景は付けない
などが大きな決まり事。
今は一つのアートのジャンルとして確立しています。
ルールはあれど、そこは絵。作家たちは様々な工夫を凝らしてアートとして鑑賞に値する作品作りをしているようです。そんなお話も作品紹介の中でご紹介して参ります。
今月展示中の宮前真咲氏は、美大を卒業するも専攻は染織デザイン。ボタニカルアートはほぼ独学で会得したそうです。
それでは作品をご覧いただきましょう。
ただし、インターネット上での公開となるため、画像は細部までは写らないよう少しボカしたものにしています。
実際の細密さ精巧さはぜひ会場でご覧くださいませ。
こちらはDMにも使われた「イトザクラ」通称「しだれ桜」です。
本物のしだれ桜はご存じの通り枝一つとってもかなりの大きさ。
原寸大が原則のボタニカルアートの場合、大きな植物を描く場合はそれが入るだけのサイズの用紙を用意することが基本ですが、そうは言っても大きさにも限界があります。そんなとき、枝を分割して重ねて配置して描くなどの画法が用いられます。
こちらの作品もよく見ると奥の枝から垂れている花の付いた小枝と、下に流れている小枝は分割されているのがわかります。
宮前さんはさすがデザインが専攻だったからでしょうか、この重ね方の配置が作品としての美しさが際立つ構図だと思います。
こちらは、もう時期も終わりでしょうか・・・「八重桜」
こんもりと房になった花をたわわに付けた枝。
葉の裏に写り込んだ美しい花の色合いの表現も素晴らしい作品です。
次は少し季節先取りの花たち。まずは「なつつばき」
別名「娑羅樹(シャラノキ)」と呼ばれる6月~7月に花を付けるツバキ科の植物です。
花言葉は「愛らしさ」「愛らしい人」「はかない美しさ」「哀愁」
いわゆる冬椿の肉厚で光沢のある葉と違うのが大きな特徴でしょうか。
別名「娑羅樹(シャラノキ)」は、仏教の聖樹「沙羅双樹」と似ていることから付けられたのだとか。
ヒラヒラとした白い花びらの柔らかさと固いつぼみの対比をぜひ間近でご覧ください♪
そして「やまつつじ」
そろそろ歩道を彩ってくる時期ですが、こちらは歩道に咲くものとは違って自然の中に咲く野生の種類です。
歩道では刈り込まれて膝か腰高くらいですが、やまつつじは立派な立木なので、この作品では歩道に植えられているものより小振りに感じます。見上げたイメージでしょうか。
店のある文京区では文京五大花まつりを開催していますが、その1つ、先週から始まった「文京つつじまつり」では、根津神社で約100種3,000株を見ることが出来ます。ヤマツツジもあるのでしょうか?こちらは5月5日まで開催中だそうです。
作品紹介第一弾はここまで。
会期初期から後半にかけての季節に咲く花たちを中心にご紹介しました。
続きは後日アップしますね。
『宮前真咲ボタニカルアート展』は4/30(土)20:00まで開催中です。
会期の残り1週間なのでどうぞお見逃しなく!
http://cafe.u-u.cc/galleria.html
さて、今月開催中『宮前真咲ボタニカルアート展』も会期残り1週間ですが、ここで作品をご紹介して参りましょう。
その前に、ボタニカルアートについて簡単に。
ボタニカルアートとは、植物細密画という通り、元々は記録として発展してきた画法。
記録ですから細密に厳密に描くのがルールです。
基本的には
・原寸大
・植物そのものの姿で描く
・背景は付けない
などが大きな決まり事。
今は一つのアートのジャンルとして確立しています。
ルールはあれど、そこは絵。作家たちは様々な工夫を凝らしてアートとして鑑賞に値する作品作りをしているようです。そんなお話も作品紹介の中でご紹介して参ります。
今月展示中の宮前真咲氏は、美大を卒業するも専攻は染織デザイン。ボタニカルアートはほぼ独学で会得したそうです。
それでは作品をご覧いただきましょう。
ただし、インターネット上での公開となるため、画像は細部までは写らないよう少しボカしたものにしています。
実際の細密さ精巧さはぜひ会場でご覧くださいませ。
こちらはDMにも使われた「イトザクラ」通称「しだれ桜」です。
本物のしだれ桜はご存じの通り枝一つとってもかなりの大きさ。
原寸大が原則のボタニカルアートの場合、大きな植物を描く場合はそれが入るだけのサイズの用紙を用意することが基本ですが、そうは言っても大きさにも限界があります。そんなとき、枝を分割して重ねて配置して描くなどの画法が用いられます。
こちらの作品もよく見ると奥の枝から垂れている花の付いた小枝と、下に流れている小枝は分割されているのがわかります。
宮前さんはさすがデザインが専攻だったからでしょうか、この重ね方の配置が作品としての美しさが際立つ構図だと思います。
こちらは、もう時期も終わりでしょうか・・・「八重桜」
こんもりと房になった花をたわわに付けた枝。
葉の裏に写り込んだ美しい花の色合いの表現も素晴らしい作品です。
次は少し季節先取りの花たち。まずは「なつつばき」
別名「娑羅樹(シャラノキ)」と呼ばれる6月~7月に花を付けるツバキ科の植物です。
花言葉は「愛らしさ」「愛らしい人」「はかない美しさ」「哀愁」
いわゆる冬椿の肉厚で光沢のある葉と違うのが大きな特徴でしょうか。
別名「娑羅樹(シャラノキ)」は、仏教の聖樹「沙羅双樹」と似ていることから付けられたのだとか。
ヒラヒラとした白い花びらの柔らかさと固いつぼみの対比をぜひ間近でご覧ください♪
そして「やまつつじ」
そろそろ歩道を彩ってくる時期ですが、こちらは歩道に咲くものとは違って自然の中に咲く野生の種類です。
歩道では刈り込まれて膝か腰高くらいですが、やまつつじは立派な立木なので、この作品では歩道に植えられているものより小振りに感じます。見上げたイメージでしょうか。
店のある文京区では文京五大花まつりを開催していますが、その1つ、先週から始まった「文京つつじまつり」では、根津神社で約100種3,000株を見ることが出来ます。ヤマツツジもあるのでしょうか?こちらは5月5日まで開催中だそうです。
作品紹介第一弾はここまで。
会期初期から後半にかけての季節に咲く花たちを中心にご紹介しました。
続きは後日アップしますね。
『宮前真咲ボタニカルアート展』は4/30(土)20:00まで開催中です。
会期の残り1週間なのでどうぞお見逃しなく!
http://cafe.u-u.cc/galleria.html
コメント 0