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作品紹介>開催中『WILD LIFE -共生展-』12/26(月)まで [開催中の展示会情報]

遅ればせながら今回展示下さっている7名の作家さんによる作品をご紹介して参りましょう。
まずは出展作家7名はこちらです。企画展の主旨は前回の記事でご覧ください。

<出展作家>50音順
上田朱 (切手絵本と原画)
近藤朱 (イラスト)
水中庭園 (イラスト)
内藤和美 (フェルトアート)
柳井貴光 (絵画)
山元雅子 (彫金アート)
RANNAN (フェルトアート)

では、50音順にご紹介。

まずは上田朱さん(切手絵本と原画)です。

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実は上田さんの作品が今回の企画展を開催するキッカケでした。
長年、絶滅・絶滅危惧種の生物をモチーフにした作品を私製切手としてつくり、長年家族や知人に向けた手紙に付けて送っていたそうです。それをまとめたのが今回も展示いただいている切手絵本です。すべて手作り!

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良くごらんいただくと消印が付いているのがお分かりになると思います。
この消印も手作りなのです。その生物の生態やレッドリストのランクなどの解説が書かれた薄紙をめくると、切手化された作品が貼られています。
今回展示いただいたのはその原画たち。小さなサイズに色彩豊かに緻密に描かれた美しい作品です。
こちらの作品は「古典技法」で描かれているそう。親指の上に乗った動物がご覧頂けますか?

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小さくても精巧なので、間近でじっくりとご覧いただきたい作品です。


続いて、近藤朱さん(イラスト)
近藤さんとは本当に引き寄せられたようなタイミングでした。普段からアウトドアがお好きで、大自然の中で作品のインスピレーションを得ると言う作家さん。擬人化された動物たちがとても精密に描かれていますが、カワイイ中にもメッセージ性の強い作品だと思います。

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今回は画集と、原画3点のポストカードをご用意下さいました。
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画集は掲載点数も多く、見応えたっぷりです♪


続いて、水中庭園(イラスト)、coco.さんです。

「不思議の国のアリス」をモチーフにした作品を中心に手がける作家さんで、フンワリとした世界観が魅力♡
そして、「不思議の国のアリス」の世界にもたくさんの動物が登場するのですが、実は絶滅した鳥、ドードーが登場しているのです!そのシーンを描いた作品がいくつかあるのですが、その中から原画を1点展示いただいています。

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著者のルイス・キャロルの時代には既に絶滅していたドードーですが、実はキャロルが居たオックスフォードの博物館に世界で唯一ドードーの剥製があるのだとか。現在は火事で焼失して一部しか残っていないそうですが、キャロルもそれを見て物語のイメージを膨らませたのかも?

そして原画はもう一点あります。これは水中庭園さんのオリジナルキャラクター「バク王子」です!
夢を食べると言われるバクですが、「バク王子」は夢をコンペイトウにしてガラス瓶に詰めているのですって♪今回書き下ろしてくださった「バク王子」の原画には、なんと!ホンモノのコンペイトウが散りばめられています!これもぜひ間近でご覧くださいね。

そして「バク王子」の眼鏡拭きとキーホルダーに加え、ドードーとアリスの出会うシーンを描いた原画のポストカードもご用意しております♪さらには今年活動10周年を迎えたと言う水中庭園さんの記念画集も販売中です。

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続いては、内藤和美さん(フェルトアート)の作品。

内藤さんのフェルト作品を初めて見た時は本当に衝撃でした。フェルトってフワフワじゃなかったっけ?と驚くほど表面が滑らか!そして表情豊かで見ているこちらもホッコリするのです。今回は展示のテーマに沿って野生動物、特に絶滅危惧種を中心に出展下さいました。

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こちらのもみじで着飾ったシカは、鹿の角がどうしても枝に見えてしまうと言う内藤さんのユニークな作品♪
立派な角に美しく紅葉した葉で着飾るシカの誇らしげな表情は一見の価値有りですよ♪

そしてお馴染み、内藤作品のグッズたちも勢揃いです。
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今回はコラボ作品として、ジュエリー作家の星野明子さんが内藤さんのシロクマを象って創ったというピンバッチもご用意下さいました!普段から身にまとえますね♪同じく身に纏えるのはフェルトで創った顔バッチ。こちらも人気で残数僅かです。


続いては、柳井貴光さん(絵画)です。
柳井さんは当店でもお馴染みの作家さん。群馬在住で、群馬や軽井沢など長野周辺の風景や、自然の中で生き抜く動植物を描く画家さんです。

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今回は水彩画1点、鉛筆画1点、そして新作の和紙と水彩をミツロウで装飾した作品をご用意下さいました。
柳井さんの色彩感覚は、目に映し出された色彩をそのまま表現できる素晴らしい才能をお持ちで、その被写体の温度感までも再現してしまうほど。そして鉛筆画にもその色彩感覚は活かされています。白黒で表現された鉛筆画にもしっかりと温度感と色彩感が再現された見事な作品です。


続いては、山元雅子さん(彫金アート)の作品です。
山元さんは動物園に通っていらっしゃるほどの動物好き。作品に表現されるのは、なかなかユニークな視点で切り取られた動物たちの表情なのです。それらを驚くべき彫金アートとして制作されているのです。

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よくご覧ください。これらは全て一枚の銅板から出来ているんですよ!
裏から鍛えられたモチーフに、表面からさらに細かい毛質までをも再現する加工を施しています。
北極熊の作品では、本当に一枚の銅板なのか?と驚くほどの立体感です。
「ゴリラ」をアップにしてみましょう。この哀愁漂う背中。伸びた左手ではきっと土をいじっているのでしょう。
そのまま歩き出してゆきそうな、そんな作品です。

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そして今回は、1点モノのピンバッチをご用意くださいました。

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左から、トナカイ、ゾウ、ハシビロコウ、オナガドリ、アホウドリです。
それぞれ表面の加工や、使っている石が違いますので、ぜひ会場でお手にとってご覧ください。


最後にご紹介するのは、RANNANさん(フェルトアート)です。
オーストラリア・メルボルン在住のアーティスト。フェルト作品ではありますが、実はRANNANさんの作品は、目から歯など全てが手作り。プラスティック成形や象嵌の技術や、彫刻の技術などを駆使して作品を制作されています。

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それぞれをアップしてみましょう。

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上の2つ、カエルとコアラの作品には安全ピンが付いており、バッチになっています。
そしてカエルと左下のコウモリの作品の目には蛍光塗料が使われており、灯りを落とすと美しく光ります。
この「目」は、レジンや塗料や切り抜いた紙などを何層にも重ねては固める作業を繰り返していて、深みのある美しさを放っています。


以上が7名の作家さんによる作品のご紹介でした。
クリスマスのこのシーズンにプレゼントにもピッタリな7名の個性が溢れたカワイイ作品たち。
どうか素敵なサンタさんの手元から配られますように♪

そして、今回の企画展の売上の一部は、野生動植物保護団体へ寄付します。
企画展のテーマ「共生」を考えるキッカケにもなれば嬉しい限りです。
関連資料もお手にとってお読みいただけますので、お茶がてらぜひゆっくりご覧くださいませ♪

”アートで心を育む”第5回eこころ企画『WILD LIFE -共生-』展は12/26(月)まで開催します。

お問い合せはガレリアカフェユウまで。
電話 03(3944)2356
メール u_u_info@za2.so-net.ne.jp

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