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作品紹介>『U_U Connection展 「P ART Y」展』1月31日まで [開催中の展示会情報]

ただいま開催中のU_U Connection展『P ART Y』展の会期も残すところ数日となりました。
今回、今年作品展を開催いただく予定の作家さんを中心に14名の方々の作品を展示していますので、その作品をご紹介して参りましょう。

個展開催月の順にご紹介します。

まずは3月に開催いただく遠藤ユキ子さんの作品。今回は小作品が5点です。

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遠藤さんのサイトはこちら(http://yukiko-art.com/profile.html
「誰しもが心の中に、そっとあたためている光のようなもの、
 それが何なのか普段は気づかない、
 ふと高い空を見上げた時、
 冷たい水に手をひたした時、
 ふとんにもぐりこんだ時、
 懐かしい感動とともに、あぁ、そうだったんだ、と思い出す・・・」
そんなココロを表現した作品を制作される遠藤さん。
今回は「ネコたち」の小作品をご出展いただいております。
壁にかけた額 「にゃん」墨
ゴールドのカード額 「哀愁」水彩・ペン・箔
シルバーの額左側 「ジーッと・・・」水彩
シルバーの額右側 「n~♪」水彩
これに加え昨年から常設展示しておりました「ねこ」墨も展示中です。
個展では普段制作されている、透きとおる鮮やかな色合いで描かれた自分の心の内にあるどこか懐かしく感じる作品たちがお目見えします。
2016年3月、どうぞお楽しみに♪

4月に個展を開催いただくのは、当店初出展となるボタニカル・アートの宮前真咲さんです♪

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「ボタニカル・アート」という言葉はずいぶん浸透していると思いますが、普通の植物画とは違いかなり限定したルールの元に描かれたものを言います。
これはボタニカル・アートの歴史が、古代エジプトや中国で薬草などを見分けるための図譜だったことに遡ります。学術的な資料だったので、実物大で、現実のその植物そのものを表現することが目的であるためです。
宮前さんにお聞きしたところ、水彩画(宮前さんはアクリル着彩ですが)でありながら1枚完成させるのに数週間かけるとのこと。実際目にしていただくとご理解いただけると思いますが、本当に精密です!
こちらの作品は「チューリップ」アクリル
今回は1枚のみのご出展ですが、4月には植物画がずらり並ぶ予定ですので、どうぞお楽しみに♪

5月に個展を開催されるのは、Midor K Luckさん♪
スペインはアンダルシア地方在住で、2013年から毎年個展を開催いただいています。

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今回は2015年に展示された作品の中からお預かりしている「ムーア人の城跡」油彩を展示中です。
アンダルシア地方は今でこそ馬祭りやフラメンコや闘牛などで観光都市というイメージが強いですが、先史時代から様々な人種・宗教に支配されてきた場所。
Midoriさんはそんな歴史にもとても詳しく、2015年の個展ではお住まいのアンダルシア第2の地域カディス県付近に残る歴史の香り漂う街並みを描いた作品でした。この作品も、アフリカにほど近い地方に残るイスラム教教徒(ムーア人)の支配時代を思わせる作品です。
毎年モチーフが異なる作品を展示くださったMidoriさんですが、4回目となる今年の個展はどのような作品展になるかどうぞお楽しみに♪

次は、今年6月に個展開催される、Rhiannan Thomasさんです♪
オーストラリアご出身、現在日本に短期でお住まいのアーティストです。
RhiannanさんのWebサイト(http://rhiannon-illustration.tumblr.com/

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動物・ファンタジー・未知の世界をこよなく愛するアーティストのRhiannanさんですが、最近のartworkは「羊毛フェルト」作品のようです。
今回ご出展くださっているのは「ユニコーン」
・・・ですが、犬なんです!
一般的なユニコーンのイメージと言えば馬、ですよね?でも、調べてみると、ユニコーンの由来はラテン語の「一つ=ūnus」と「角=cornū」だそうで、日本語でも一角獣とされ、馬の姿とは限定されていないようなのです。ヤギやシカに似た姿で描かれることもあったとか。
Rhiannanさんの作るユニコーンは、想像上の生き物であるユニコーンをさらに発展させ、犬や鳥やカエルの姿で表現しています。今回の企画展ではユニコーン・ドッグのみ展示していますが、6月の個展では様々なユニコーンをご覧になれる予定ですのでお楽しみに♪当店ではユニコーン以外の作品も展示いただく予定です。
カラフルな色彩、口の中や歯まで細部にわたって作り込まれた手の込んだ作品のユニコーン。他に類を見ない、3Dファンタジー作品です。
また、Rhiannanさんの作品を人足先にご覧になりたい方は、2/3(水)~2/9(火)までデザイン・フェスタ・ギャラリー原宿で「Unicorn by RANNAN」が開催されます。
※RANNANはRhiannanさんのアーティストネームです。


こちらは今年7月に個展開催される京都在住の小西淳子さん。
展示いただいた作品は「牧歌 La Pastorale」

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普段はテンペラという技法を使って大きな作品から小作品まで幅広く描かれる小西さんですが、こちらの作品はパステルや水彩なども使ったミクストメディアです。背景の深いグリーンが広がる庭、手前に上から重ねた別の庭は影で描かれた女性の空想なのでしょうか。
小西さんは趣味でヴァイオリンも奏でられるのですが、楽器をモチーフにした作品も描かれています。
7月の個展のテーマは未定なのでどんな作品が並ぶのか私たちも楽しみです♪

8月は飛ばして・・・
次は9月のご紹介です。9月は新潟の女性版画家お二人による二人展です。
お二人の作品はこちら。

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上の画像が、安立貴美枝さん作 「circumstantial evidence 6」(メディウムはがし摺り)
下の画像が、小沼智恵利さん作「I’m Bird 2014」(上)と「I’m Fish 2014」(下)(いずれもエッヂング、ドライポイント)

版画、と言っても技法がいくつもありますが、今回出展してくださったお二人も違う技法を用いており、モチーフも作風も対照的なので、9月に開催予定の二人展本番が楽しみです♪
9月の展示は当店では初となる新潟の「アトリエZen」さんコーディネートによるもの。芸術祭やトリエンナーレなども開催されアートも盛んな新潟から、アートの風をほんの少しお届けします。ぜひご覧ください♪
9月の展示もどうぞお楽しみに!!

10月に個展開催予定なのは、今年で連続9回目の個展開催予定の画家、齋藤龍弘さん。

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齋藤氏は美術学校を卒業後ヨーロッパを遊学し、そこから「画家」としての道を歩み続けて約30年。
その歩みの中で一貫して描き続けてきたテーマがあります。

「大いなる時間と空間の中に存在する万物の生命。
その生命の在り方を様々な姿形で描いていきたい。」

様々なモチーフを使い自身の中の「生命」を表現してこられた齋藤氏ですが、今回は2点をご出展いただきました。
一つは「序章」(油彩、SM)
画像の作品です。

そして画像はありませんが、もう1点。
一つは「赤い大地」(油彩、SM)です。

あなたはどんな「生命観」を感じ取ることが出来るでしょう?
齋藤氏も毎回テーマを替えた作品を展示いただいておりますが、毎回驚きが起こるのが齋藤氏の作品展。
根底には一目で齋藤作品とわかる特徴を持ちながら一貫したテーマを表現し続けていらっしゃいますが、そのモチーフの幅広さたるや・・・。
今年はどんなテーマの作品展でしょうか。どうぞお楽しみに。

今年11月に3年ぶりの個展を開催予定なのは、写真家の岩田凰瑚さんです。

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こちらの作品は、鎌倉在住の岩田氏が、昨年連続で日本に上陸した2つの台風の合間を縫って撮影した海岸です。

写真って不思議だと思いませんか?
以前、某大手カメラメーカーが行った実験で、数人の写真家にそれぞれ同じ被写体(人物)を別の人物像情報を与えて撮影させた結果、出来上がった写真があまりにも異なり、写真とは撮影者の意図がかなり盛り込まれるのだな、と感じたことがあります。
大きな加工をしていない限り、目の前に実際にある「コト」をカメラを通して写し取っているにも関わらず、です。

岩田氏の作品は、もの言わずただ存在し続けるもの、それがそこに在ること自体にそっとスポットライトをあてる、そんな印象があります。
台風の合間。ただそこに在った海。
あなたは何を感じるでしょうか?
3年ぶりの個展はどんな作品が並ぶのでしょうか?

さて、今年の作品展の最後を飾るのは、今年12月に開催する当店の企画展「eこころ企画」。
今年で第5回目を迎えますが、毎回Artでこころを育むことを目的としたテーマを据えて複数の作家さんにご協力いただいています。そして今年のテーマはこれ。

『共に生きる ~レッドリストの動植物~(仮称)』

レッドリストとは絶滅が危惧される野生動物のリストですが(日本の環境省のレッドリストには植物も記載)、それらをArtで表現した作品を展示し、我々ヒトと自然が共に生きること・・・引いては命の大切さを考える作品展の予定です。
今回の展示にも参加予定の2名の作家さんの作品を展示しています。

まずは、画家 上田朱さん。画像の前から3点が今回の出展作品です。

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最初の1点は「墓標」(アクリル)、17世紀以降に絶滅した動物のリストを表現した作品。
次の1点は「私たちには責任があります」(アクリル)、レッドリストに載っている動物の一覧を表現した作品。
いずれも私たちヒトが大きく関わっていること、それに対する責任の意味が込められています。
それぞれ絵の中では英語名が記載されていますが、ウラ面に日本語訳があります。ご覧になりたい方はスタッフまでお申し付けください。
最後は「木のいのち」(版画)です。
どの作品も考えさせられます…。

もうお一人、画家の柳井貴光さん。最後の画像です。

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こちらは「海の声」(アクリル)です。
”私たちの声も聞いて欲しい”と言う自然からの訴えを込めた作品です。柳井さんは企画展では植物の作品も出展くださる予定です。

他にも数名の作家さんが出展くださる予定ですので、どうぞお楽しみに!

さて、次にご紹介する3名の作家さんは昨年展示いただいた2名と、今回初めて当店でご出展いただいた1名です。
U_U Connection展という名の通り、当店とご縁ある作家さんの作品も出展いただいています。

まずはこちら。
シルバークラフト 星野明子さんです。
普段はジェリー作家としてご活躍の星野さんですが、壁に飾れるアートを・・・と言うことで制作されたシルバークラフトを展示いただいております。
実はこの作品、先月開催した当店企画展にて1ヶ月展示しておりました。引き続き今月も展示しております。

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本物の桜の葉をシルバー粘土で形を取って焼いた作品です。今にも崩れそうな枯葉の質感そのままに、シルバーの光沢と燻したような渋さを併せ持っています。

こちらも同じく先月の企画展でご出展いただいていた、ラバーフラワー 長堀理沙さんです。
「純白」(ラバーフラワー)

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ラバーフラワーとは、ゴムのバルーンを素材にして作ったフラワーアート。
日本でもまだ珍しいアートです。その名の通り白一色で作られたフラワーが上品な作品です。


そしてこちらは当店初出展、韓国出身の金 明麗さんの作品です。

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日本のアートに魅せられて日本で美大に入学してしまったという作家さんです。
この作品はアルミの板を重ねて溶接し切りだして磨いたそうです。目・舌と台はガラス製で、こちらも自作のもの。
くねりとマットな質感が本物のようで、「うわっ!」と驚かれるお客さまもいらっしゃるくらい。
今後の当店での展示は未定ですが、参考作品として出展してくださいました。もう一つ、棒状のガラスに流し込められた金属の形でヘビを表現した小作品も展示しています。

以上が今月開催中『P ART Y』展出展作品のご紹介でした!!

最後になりましたが、来月の展示作品はこちらです♪

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着物や帯をリメイクして世界に一つだけの素敵な小物に変えてしまう、Kimono Tangoさんの作品展です!
着物地や帯は艶やかな色遣いやモチーフで、それらをセンス良くトリミングしているのがKimono Tangoさん。
使い勝手の良いバックや、オシャレで目を引くペンケースや名刺入れ、部屋を華やかにしてくれるクッションカバー、洋服にも併せやすいボレロなどなど。ココロ躍る小物たちがたくさん♪
改めてご紹介致しますが、来月の展示もどうぞお楽しみに♪

以上、今月の作品のご紹介と来月の予告をチラッとお届けしました!

『U_U Connection展 「P ART Y」展』は1月31日20:00までとなります。
どうぞお見逃しなく♪




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