開催中『柳井貴光展 -蒼い景-』山吹草と二輪草の群生地

開催中の『柳井貴光展 -蒼い景-』では、柳井作品の代表、軽井沢や群馬周辺の自然の油彩や水彩をたっぷり展示いただいていますが、今回一番大きな作品はこちらです。

（写真中央の作品）『山吹草の杜』油彩 247.5x89.5



柳井作品らしい光と陰が美しい一枚です。
こちらは群馬県と長野県の境当たりにある、観光地ではないけれど写真の名スポットとして知る人ぞ知る場所なのだそう。
いわゆる観光客で賑わっていないので（写真撮影する方はいるそうですが）静かで雰囲気を楽しめる場所なだそうです。

木の葉からこぼれ落ちる光は、ピンホール現象で丸い太陽の形がそのまま表れます。そんな木漏れ日までも忠実に描かれた油彩画ですが、手前の草むらの山吹草の黄色が、草のグリーンに幻想的に浮かび上がって心象的な要素も含まれる作品です。
普段、自然の中に人の手が加えられた創造物を入れ込む柳井さんにしては、自然だけを描いた珍しい作品です。

そして今回はこちらの作品に合わせて、グリーンで統一した水彩画も二枚ご用意くださいました。
それぞれの作品については改めて。

ところで、この場所はいったいどこなのでしょう？
ご本人からは、群馬県と長野県の境あたり、としかお聞きしていなかったので、ネットで探してみました。
もしかすると「扇平」というところかもしれません。
ご存じの方がいらっしゃれば、ぜひご教授願います♪

さて、この『柳井貴光展 -蒼い景-』は９月３０日まで開催中です。
ぜひご来場ください♪

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